これから埼玉県内で新築一戸建てを探しているあなた。
ふと物件を探すとこんなことを思わないでしょうか?
あれ?どのエリアで探しても予算を500万くらい超えちゃうぞ・・・
それもそのはず。現在業界のあいだでは当たり前の話なのですが、あらかた県内の人が住みやすいと言われるエリアには住宅開発が終わり多くの居住者が住んでいます。
そんな状態で土地の売り出しが出ようものなら各建売業者やハウスメーカーこぞって土地を購入をしていくため土地価格が大きく上昇をしているのです。
でも、みんなが家を買うほど景気がよくなった雰囲気は全然感じないんだけどな・・・
これは住宅ローン金利の低下やコロナ政策による異次元緩和なども影響しており、今までと同じ返済額でより高い物件を買いやすくなったことで賃貸層の住み替えなどが活性されたなどの要因があります。
地価と言えば業界人でない場合、一般的に公示価格の推移をみる人が多いのですが実務で不動産に長年従事していると、ここがこんなに上がってるの!?なんてよく驚かされることがよくあります。
特に私の住む町の近くに志木市宗岡という所があるのですが、そこは10年前まで1000万円台で十分な広さ土地が買えたのですが、今は100㎡で2500~3000万の土地が実際に販売されています。
前置きが長くなりましたが、販売価格で見る土地は県内多くのエリアで今、非常に高額です。
今回は少しでも土地値を抑えながら都内に通いやすい、安全な生活ができる、とにかく安さ重視!など・・・
土地値を抑えてそれぞれの目的に合わせたおすすめの県内エリアをご紹介しましょう。
都内への通いやすさなら!川口市埼玉高速鉄道沿い
川口市と言えば京浜東北線が走り都内にも通いやすい県内でも指折りのベットタウンです。しかしながら京浜東北線沿いの西川口などは今や非常に高額となっており、新たに住むなら鳩ケ谷や安行など埼玉高速鉄道沿いの周辺がおすすめです。
出典:Wikipedia
物件価格で言えば京浜東北線と埼玉高速鉄道共に駅近と仮定した場合で1000万円以上価格が異なってきます。もちろん買い物施設などにおいては京浜側に軍配が上がりますが、こちらも周辺に開通する第二産業道路などに十分なほどの買い物施設があるので車をお持ちであればそれほど苦にはならないはずです。
また、北側にいけば荒川水系から離れることになるのでハザードマップに該当しないエリアなどもあり安全面としての評価も高めです。
東京メトロ南北線から都内のあらゆるエリアに向かうことができるため、通勤時間などを優先したい方にとっては駅近物件も比較的安く、ドアtoドアでも時間の効率が高いエリアと言えます。
治安やハザード該当なしなど安全に暮らしたい方は上尾市がおすすめ
上尾市は西部を除いてほとんどのエリアで洪水や雨(内水)水害ハザードの該当がない自然災害に強い街と言えます。ついでに地震による液状化もハザードの中では危険な要素なのですが、液状化の危険も大半のエリアでほとんどありません。
また、市内は全域で区画整理が進んでいて車を運転する人であればその運転のしやすさに驚くはずです。イオンモールやアリオと言った大型ショッピングセンターもありさらには自然豊かな公園や公共施設も多くあるという子育てという視点で見ても上尾市はおすすめができます。
難点は市内に通る電車が中心部縦に走る高崎線のみとなるので、上尾市に住む場合多くの方がバス便の利用もしく車移動となることです。
それでも土地で言うと1500万円台のエリアなんかもあって建売であれば3000万以内で買える物件がまだまだ出てきています。安心を最優先で考えるなら筆頭に上がる候補でしょう。
テレワークだしあまり外出しないから激安がいい!そんな人は熊谷市
基本的には東京から離れるほど土地値は安くなるので、安さ重視の方はそうしたエリア探せば良いのですが、熊谷市は買い物施設などが充実していながら土地値の安い理想のエリアだと思います。
特に高崎線までの距離がバス便になる弥藤吾などは250㎡の広大な土地に100㎡の新築戸建を建てても2000万円以内で収まってしまうなど家の住み心地を最優先する方にとっては最高の環境かもしれませんし、注文住宅も現実的に検討できるエリアです。
また、仕事でたまの用事が発生して都内にいくことに・・・なんてなったとしても新幹線を使って向かえば40分でついてしまうので急な用事ができたときにも柔軟な対処がしやすい点も高評価です。
もちろんその他にも加須や飯能、深谷など・・・土地が安いエリアはありますが、最低限の生活環境と利便性を考えた場合では熊谷市が新幹線があるぶん一歩抜きんでている印象です。
バランス重視なら川越市がおすすめ
都内にある程度行きやすく、生活施設が充実、そして物件価格が安いそんないいとこ取りをしたいのなら川越市はおすすめのエリアです。
通勤に関しては市内を始発とする西武新宿線の本川越駅・急行を使えば池袋まで30分でいける東武東上線と言った便利な路線が通っており実際に川越市から都内勤務をされている方は非常に多いです。
また、車移動に関しても池袋まで直線距離で行ける国道254号と八王子から大宮まで一筆で行ける国道16号など東西南北全ての方面に向かうための道路が整備されており、高速の関越自動車道ICもあります。
小江戸と言われるほど歴史がある街でありながら現代の生活環境も申し分ない川越市は市民幸福度が最も高い市としての調査結果なども出ているようです。